ファンゾーンが競合するのはイベントそのものです。体験型マーケティングで最も不利な立ち位置です。来場者はそれを目的に来ていません。本編を離れる価値があり、セッションの合間に機能し、一斉に来て完全に消える人波を吸収できる必要があります。
観客はすでに楽しんでいます
展示会での競合は他の出展社です。全員が、誰も差し出すつもりのなかった注意を求めています。レースウィークエンドでの競合は、全員がそこにいる理由そのものです。別の問題であり、ほとんどの形式はそのために作られていません。
結果として「面白い」では足りません。イベント自身にはできないものを差し出す必要があります。ファンが「他人がやるのを見に来た」その行為を、自分でやる番です。
要求その一:合間に生きること
ファンゾーンの人出は曲線ではなく、峰の連続です。セッション中は無人。終わってからの20分は飽和します。1回が長い形式は峰をさばけず、連続した流れを前提にした形式はセッション中に死にます。
| 時間帯 | 企画がしなければならないこと |
|---|---|
| セッション中 | 無人でも成立すること。人員が手持ち無沙汰にならず、整理の仕組みも崩れないこと |
| 直後の20分 | その日最大の人波を吸収し、次が誰かを誰の目にも公平に示すこと |
| 日をまたいで | 戻る理由を残すこと。でなければ土曜の観客は日曜には別人です |
要求その二:歩道から読めること
レースウィークエンドで立ち止まって読む人はいません。歩く速さで、横から、飲み物とプログラムを持った人が、人混みの中で理解できる必要があります。説明が要る企画は、説明する相手の行列を必要とし、その行列はできません。
要求その三:屋外は仕様であって、細部ではありません
画面への直射日光、粉塵、気温、そして予告なく来る雨。仕様として問うべきは「屋外で動くか」ではなく「午後2時の日差しの下で読めるか」です。それが最大の峰が来る時刻だからです。
週末で最も混む時間に読めない企画は、最初から開いていなかった企画です。
週末を越えて残るもの
イベント全体を通して持続するランキングは、単発のアトラクションにできないことをします。土曜にタイムを出した人に、日曜それが残っているか見に戻る理由を与えます。「やった企画」と「追いかけた企画」の違いはここにあります。
よくある質問
- スポーツイベントでの企画は何が違いますか
- 競合が他の出展社ではなくイベント本編である点です。来場者はその企画を目的に来ていないため、面白いだけでは足りません。ファンが見に来た行為を自分で体験できることが必要です。
- 進行表にはどう対応しますか
- 人出は曲線ではなく峰の連続です。セッション中は無人、直後の20分は飽和します。1回を短くし、順番を目に見える形で公平にし、翌日戻る理由を残す設計が要ります。
- 屋外開催で変わることは何ですか
- 画面への直射日光、粉塵、気温、予告のない雨です。問うべきは屋外で動作するかではなく、最大の人波が来る午後2時の日差しの下で読めるかどうかです。